歯科医療は人生を変える。〜歯を治すことの本当の価値とは〜|本町医院 竹村歯科|大阪本町の歯科クリニック

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本町医院 竹村歯科の医療コラム

歯科医療は人生を変える。〜歯を治すことの本当の価値とは〜|本町医院 竹村歯科|大阪本町の歯科クリニック

歯科医療は人生を変える。〜歯を治すことの本当の価値とは〜

こんにちは。

竹村歯科本町医院 院長の元島です。

突然ですが、皆さんは歯科医院に対してどのようなイメージを持っていますか?

虫歯を治すところ。

歯石を取るところ。

歯が痛くなったら行くところ。

もちろん、どれも間違いではありません。

ただ、私は日々診療をしている中で、歯科医療にはもっと大きな役割があると感じています。

それは、**「歯科医療には、その人の人生を変える力がある」**ということです。

少し大げさに聞こえるかもしれません。

でも、私は本気でそう思っています。

今回は、歯科医療が人の生活や人生にどのような影響を与えるのかについて、私自身の考えも交えながらお話ししたいと思います。

■ QOLという言葉をご存じですか?

皆さんは「QOL」という言葉を聞いたことがありますか?

QOLとは、Quality of Life(クオリティ・オブ・ライフ)の略で、日本語では「生活の質」と訳されます。

簡単に言うと、その人がどれだけ自分らしく、満足して生活できているかということです。

例えば、

  • 好きなものを美味しく食べられる
  • 人前で自然に笑える
  • 家族や友人との会話を楽しめる
  • 痛みや不安を感じずに生活できる
  • 自分に自信を持って人と接することができる

こうした日常の一つひとつがQOLに関わっています。

そして、実はその多くに「歯」や「お口の健康」が関係しています。

歯が痛くて食事を楽しめない。

歯並びが気になって人前で笑えない。

歯がないことを気にして友人との食事を避けている。

こうした悩みは、単なるお口の問題ではありません。

その人の生活そのものに影響しているのです。

■ 歯を治すことで、食事が変わる

歯科治療によって得られる大きな変化の一つが「食事」です。

例えば、奥歯を失った患者様。

歯がない状態でも食事はできます。

ただ、何でも不自由なく食べられるかというと、そうではありません。

硬いものを避ける。

食べやすいものばかり選ぶ。

片側だけで噛む。

食事に時間がかかる。

こうしたことが日常になっている方も少なくありません。

そして怖いのは、その不自由さに本人が慣れてしまうことです。

「もう歳だから仕方ない」

「反対側で噛めるから大丈夫」

「特に困っていない」

そうおっしゃる患者様もいらっしゃいます。

しかし、適切な補綴治療によって噛む機能が回復すると、それまで気づかなかった不自由さを実感されることがあります。

「こんなに噛めるようになるんですね」

「久しぶりにお肉を美味しく食べられました」

そんな言葉をいただくことがあります。

私は、こういう瞬間に歯科医療の価値を強く感じます。

なぜなら、私たちが回復させたのは単に噛む機能だけではないからです。

食事を楽しむという、人生の大切な時間を取り戻すお手伝いができた。

そこに大きな意味があると思っています。

■ 歯を治すことで、笑顔が変わる

もう一つ、歯科医療が大きく関わるのが「笑顔」です。

前歯の色が気になる。

歯並びが気になる。

歯が欠けている。

昔入れた被せ物が目立つ。

こうした悩みを持つ患者様はたくさんいらっしゃいます。

そして、その悩みが原因で、人前で笑うことをためらっている方もいます。

写真を撮るときに口元を隠す。

会話中に手で口を覆う。

思い切り笑いたくても笑えない。

他人からすれば小さなことに見えるかもしれません。

しかし、本人にとっては大きな悩みです。

私たち歯科医師は、歯の形や色、歯並び、噛み合わせなどを改善することができます。

もちろん、すべての悩みが治療によって解決するわけではありません。

ただ、治療によって口元に自信が持てるようになり、表情が明るくなる患者様もいらっしゃいます。

歯が変わることで、笑顔が変わる。

笑顔が変わることで、人との関わり方が変わる。

そして、その積み重ねが人生を前向きにすることもあると思います。

歯科医療は、そんな可能性を持った医療なのです。

■ お口の健康は、人とのつながりにも関係している

私が特に大切だと思っているのが、歯科医療と社会生活との関係です。

人間は一人では生きていけません。

家族、友人、職場の同僚。

さまざまな人との関わりの中で生活しています。

そして、人とのコミュニケーションには「口」が欠かせません。

話す。

笑う。

食事をする。

表情をつくる。

どれも日常的なことですが、お口の状態が悪くなると、こうした行動に影響が出ることがあります。

例えば、入れ歯が合わず、人前で話すことに不安を感じている方。

口臭が気になって、近い距離での会話を避けている方。

歯を失ったことで、外食の機会が減ってしまった方。

こうした問題は、歯科治療の対象であると同時に、その人の社会生活にも関わる問題です。

歯科治療によって不安が軽減されれば、外出や人との交流に積極的になれるかもしれません。

友人との食事が楽しみになるかもしれません。

家族との会話が増えるかもしれません。

歯科医療は、お口を通じて人と社会とのつながりを支える医療でもある。

私はそう考えています。

■ 歯科医療の価値は、治療が終わった後に現れる

歯科医院では、どうしても治療そのものに注目が集まります。

虫歯が治った。

歯周病が改善した。

インプラントが入った。

被せ物がきれいになった。

もちろん、どれも大切な治療結果です。

私たち歯科医師は、その結果に責任を持たなければなりません。

ただ、私は本当の意味での治療の価値は、その先にあると思っています。

例えば、インプラント治療。

インプラントを埋入して、被せ物が入れば治療は一つの区切りを迎えます。

しかし、患者様にとって大切なのは、インプラントが入ったという事実だけではありません。

その歯で何を食べられるようになったのか。

以前より食事が楽しくなったのか。

日常生活の不自由さが減ったのか。

そこが重要だと思っています。

矯正治療も同じです。

歯並びが整うことは大切です。

しかし、その結果として患者様が口元に自信を持てるようになったのであれば、それも治療によって得られた価値の一つです。

歯周病治療も同様です。

歯ぐきの炎症が改善すること。

歯を長く残せる可能性を高めること。

そして将来にわたって自分の歯で食事を楽しめるようにすること。

これらはすべてつながっています。

私たちが治療しているのは歯ですが、その歯を使って生きていくのは患者様です。

だからこそ、治療が終わった後の生活まで考える必要があると思っています。

■ 歯科医療とQOLの関係は研究でも示されている

こうした考え方は、単に私個人の感覚だけではありません。

歯科医療の分野では、OHRQoL(Oral Health-Related Quality of Life)という概念があります。

日本語では「口腔関連QOL」と呼ばれます。

これは、お口の健康状態が日常生活や心理面、社会生活にどの程度影響しているかを評価する考え方です。

例えば、OHIP(Oral Health Impact Profile)という評価方法では、痛みや食事の不自由さだけでなく、心理的な不快感や社会生活への影響なども評価します。

つまり、歯科医療の成果は、虫歯の数や歯周ポケットの深さ、残っている歯の本数だけでは測れないということです。

実際に、歯を失った患者様に対する補綴治療や、歯並びに悩む患者様への矯正治療などでは、治療後に口腔関連QOLの改善が報告されています。

ただし、改善の程度には個人差があり、すべての患者様で同じ効果が得られるわけではありません。

それでも、歯科医療を考えるうえで非常に大切な視点だと思います。

「病気が治ったか」だけではなく、「その人の生活が良くなったか」。

これからの歯科医療では、こうした視点がますます重要になると感じています。

■ 歯科治療は、将来の人生を守ることにもつながる

歯科医療の価値は、今ある問題を治すことだけではありません。

将来の生活を守ることにもあります。

例えば、今は特に困っていない小さな虫歯。

自覚症状がなくても進行してしまうことがあります。

歯周病も同じです。

痛みがないまま進行し、気づいたときには歯を支える骨が大きく失われていることもあります。

だからこそ、定期的な検査やメインテナンスが大切です。

虫歯や歯周病を予防すること。

問題があれば早期に発見すること。

必要な治療を適切なタイミングで行うこと。

これらは、将来の歯の喪失や機能低下のリスクを減らすことにつながります。

私は、歯科医療の中でも予防やメインテナンスには非常に大きな価値があると思っています。

なぜなら、失ってから取り戻すよりも、健康な状態を維持できる方が望ましいからです。

インプラントやブリッジ、入れ歯など、失った歯を補う治療方法はあります。

しかし、どれだけ技術が進歩しても、天然歯そのものを完全に再現できるわけではありません。

自分の歯で噛めること。

痛みなく食事ができること。

自然に笑えること。

今は当たり前に感じているかもしれません。

でも、その当たり前を何十年も守っていくことには、大きな価値があるのです。

■ 私たち歯科医師が本当に目指すべきもの

私は日々診療をしていて、歯科医師の仕事は本当に奥が深いと感じています。

虫歯をきれいに削る技術。

精密な根管治療。

適切なインプラント治療。

歯周病に対する専門的な治療。

噛み合わせを考えた補綴治療。

こうした知識や技術を磨き続けることは、歯科医師として当然必要です。

私自身も、日々の診療だけでなく、勉強会やセミナー、症例検討などを通じて学び続けることを大切にしています。

ただ、技術が高ければ、それだけで良い歯科医療になるかというと、私はそうではないと思っています。

患者様が何に困っているのか。

何を不安に感じているのか。

どのような生活を送りたいのか。

治療によって何を実現したいのか。

そこまで理解して、初めて本当にその人に合った治療を考えられるのではないでしょうか。

同じ歯を失った患者様でも、求めているものは違います。

とにかくしっかり噛めるようになりたい方。

見た目を改善したい方。

治療回数をできるだけ減らしたい方。

費用を重視される方。

将来のことまで考えて治療を選びたい方。

正解は一つではありません。

だからこそ、患者様の話をしっかり聞くことが大切です。

良い治療とは、単に歯科医師が考える理想的な治療ではなく、医学的な妥当性を踏まえたうえで、その患者様の人生や価値観に合った治療であるべきだと思っています。

■ 最後に。私たちは歯だけを診ているわけではありません

歯科医療というと、どうしても口の中だけの小さな世界に感じられるかもしれません。

しかし、私たちが診ているその小さな口の中は、患者様の人生と深くつながっています。

一本の歯を残すこと。

しっかり噛めるようにすること。

歯周病の進行を食い止めること。

自然に笑える口元をつくること。

その一つひとつが、患者様のこれからの生活に影響します。

もちろん、歯科治療だけで人生のすべてが変わるわけではありません。

ただ、歯科治療がきっかけとなって、食事が楽しくなったり、人前で笑えるようになったり、自分に自信を持てるようになったりすることはあります。

そして、その小さな変化が積み重なることで、人生が少しずつ前向きになっていく。

私は、そこに歯科医療の大きな可能性があると思っています。

私たち歯科医療従事者が目指すべきなのは、単に虫歯を治すことでも、きれいな被せ物を入れることでもありません。

その先にある、患者様のより良い生活です。

歯を治すことは、目的ではなく手段なのかもしれません。

本当の目的は、その人が自分らしく、豊かな人生を送れるようにすること。

そのために私たち歯科医師ができることは、まだまだたくさんあると思っています。

これからも竹村歯科本町医院では、目の前の一本の歯を大切にしながら、その先にある患者様の人生まで考えた歯科医療を提供していきたいと思います。

「歯科医療には、人の人生を変える力がある。」

私はそう信じています。

【監修】院長 元島慧 

○院長経歴

2012年 朝日大学歯学部卒業

2016年 大阪市内にて勤務

2020年 本町医院 竹村歯科院長就任

○参加セミナー

2016年  大阪SJCDエンドコース (根管治療)修了

2017年  明海・朝日臨床審美コース (審美治療)修了 

2017年  i6 Implant Education 第一期 (インプラント)修了

2017年  大阪SJCDベーシックコース (総合治療)修了

2017年  山田國晶先生エンドベーシックコース (根管治療)修了

2017年  山田國晶先生主催CERIclub(総合治療)参加

2018年  大阪SJCDマイクロエンドコース (根管治療)修了

2018年  牛窪先生Bio Raceを極める!ベーシックコース(根管治療)修了

2018年  ADPR定位置埋入コース (インプラント)修了

2018年  ストローマンベーシックインプラントロジー1Dayコース (インプラント)修了

2018年  第6期GPOレギュラーコース (矯正治療)修了

2018年  大森塾7期 (総合治療)修了

2019年  大阪SJCDレギュラーコース (総合治療)修了

2019年  山田國晶先生エンドレベルアップコース (根管治療)修了

2021年  CREDセミナー (保存治療)修了

2022年  臨床歯科麻酔管理指導医取得

2022年  日本顎咬合学会認定医取得

2024年       General endo参加

2025年       FDP臨床研修会参加

2026年  小濵先生インプラントコース参加

所属学会・スタディグループ

日本臨床歯科学会

日本顎咬合学会 認定医

日本顕微鏡歯科学会

臨床歯科麻酔管理指導医

大森塾

CERI Club

General endo

FDP