人と話すとき、口臭が気になると思ったことはありませんか？口臭でお悩みの方は多くいらっしゃいます。
口臭が気になっていても、デリケートな悩みであるが故に相談が出来ないという方も多いのではないでしょうか。
口臭には様々な原因がありますが、まずはその原因を知ることが大切です。
当院ではまず口臭検査を行い、口臭の原因を調べた上でひとりひとりに合った治療方法をご提案いたします。
口臭の悩みで受診するのは恥ずかしいと思われる方も多いですが、口臭から思わぬ病気が見つかることもあるため、お早めに受診をすることが大切です。

口臭には様々な原因があります。大きく分けて以下の４つに分けることができます。

外因的口臭

食べ物、飲み物、嗜好品などによるもの

• ニンニクやニラなどの臭いの強い食べ物を食べた後
• コーヒーやお酒を飲んだ後
• 喫煙

ニンニクやニラなど臭いの強い食べ物を食べた後や、喫煙後に口臭が強くなることがありますが、これらの原因による口臭は一時的なものになります。

病的口臭

病気によるもの

• むし歯
• 歯周病
• 歯垢・歯石
• 舌苔
• 唾液の分泌不足
• 鼻や喉の病気
• 呼吸器の病気
• 消化器の病気
• 糖尿病

むし歯や、適合の悪い詰め物や古い被せ物、またそれに付着した汚れ、入れ歯の汚れなども、口臭の原因となることがあります。また、唾液には洗浄作用や抗菌作用があるため、細菌の活動を抑えます。唾液の分泌が少ない方や、口が乾きやすい方は細菌が増殖しやすく、口臭の原因になります。その他にも、胃や腸の消化器官などの疾患がある方や糖尿病の方も、口臭が強くなることがあります。
体の不調が原因であると思われる患者様には、医科での受診をおすすめしております。

生理的口臭

生理的なもの

• 起床時
• 空腹時
• 緊張した時

起床後や緊張している時などは、唾液の分泌量が減少します。すると、口内で細菌が増殖し口臭の原因となります。しかしこの生理的講習は、誰にでも起こる現象で飲食したり、歯を磨いたりすることで口臭は弱まります。

心理的口臭

心理的なもの

• ストレスなど

ストレスや不安を感じることで自律神経が乱れ唾液の分泌量が減少します。だ液には雑菌を殺菌して口内をきれいに保つ作用があるため、唾液の分泌量の減少により口臭がしやすくなります。

外的口臭の治療

外的口臭は、臭いの強いものを食べた後や、喫煙後に生じる口臭で一時的な口臭のため治療の必要はありません。食後や喫煙後の歯ブラシを習慣化することをおすすめいたします。

心理的口臭の治療

ストレスによる口臭の原因はだ液の分泌量の減少が原因のため、唾液の量を増やすことが大切です。普段のお食事の際に、噛む回数を増やすことで唾液の分泌を増やすことができます。また、ストレスによる口臭の改善は、ストレスを軽減させることが何よりも大切です。リラックスできる環境や時間をつくるように心がけましょう。

病的口臭の治療

病的口臭の90%以上は、むし歯や歯周病などの口腔内の疾患や舌の汚れが原因である舌苔が原因です。その他の原因として、消化器の疾患や呼吸器の疾患、糖尿病などが挙げられます。口腔内の疾患が原因の場合は、歯科治療により口臭を軽減することができます。