令和8年度診療報酬改定で歯科医療はどう変わる?患者様にわかりやすく解説します
こんにちは。
本町医院 竹村歯科です✨
ニュースなどで「診療報酬改定」という言葉を耳にしたことはあるでしょうか?
「なんだか難しそう」
「自分には関係なさそう」
と思われるかもしれませんが、実は診療報酬改定は私たち歯科医院だけでなく、患者様が受ける治療や予防、定期検診にも大きく関係しています。
今回は令和8年度診療報酬改定について、専門用語をできるだけ使わずに患者様向けにわかりやすく解説していきます。
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そもそも診療報酬改定とは?
診療報酬とは、健康保険を使った治療に対して国が定めている料金表のことです。
例えば、
* 虫歯治療
* 歯石取り
* レントゲン撮影
* 入れ歯の作製
* 根管治療
* 歯周病治療
などにはそれぞれ保険点数が決められています。
そして国はおおむね2年ごとに、この料金表を見直します。
これを「診療報酬改定」と呼びます。
つまり診療報酬改定とは、
「これからの日本の医療をどの方向に進めていくのか」
という国からのメッセージでもあるのです。
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令和8年度改定で重視されるポイント
令和8年度改定では、これまで以上に
* 予防
* 高齢者医療
* 口腔機能管理
* 在宅医療
* 医科歯科連携
* デジタル化
が重要視されると考えられています。
日本は世界でも有数の超高齢社会です。
単純に虫歯を削って詰めるだけではなく、
「食べる」
「話す」
「飲み込む」
といった機能を守ることが重要になっています。
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虫歯治療中心から予防中心へ
近年の歯科医療は大きく変化しています。
昔は
「虫歯になったら治療する」
という考え方でした。
しかし現在は
「虫歯にならないように予防する」
という考え方へ移行しています。
令和8年度改定でもこの流れは続くと考えられています。
例えば、
* 定期検診
* フッ素塗布
* 歯周病管理
* ブラッシング指導
などの予防的な取り組みがさらに重視される可能性があります。
患者様にとっても、
「悪くなったら行く歯医者」
から
「悪くならないために通う歯医者」
へ変わっていく時代になっています。
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歯周病管理がさらに重要に
歯周病は日本人が歯を失う最大の原因です。
しかも歯周病はお口の中だけの病気ではありません。
現在では
* 糖尿病
* 心筋梗塞
* 脳梗塞
* 誤嚥性肺炎
* 認知症
などとの関連も報告されています。
そのため国は歯周病の早期発見と継続管理を重視しています。
今後も、
* 歯周ポケット測定
* 歯石除去
* メインテナンス
などの重要性はさらに高まるでしょう。
患者様にとっては、
「痛くないから大丈夫」
ではなく、
「症状がなくても管理する」
ことがますます大切になります。
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高齢者のお口の機能を守る時代へ
令和8年度改定の大きなテーマの一つが
口腔機能の維持・向上
です。
高齢になると、
* 噛みにくい
* 飲み込みにくい
* むせる
* 発音しにくい
といった症状が出てきます。
これを放置すると
* 栄養不足
* フレイル
* 誤嚥性肺炎
* 要介護状態
につながる可能性があります。
そこで近年は
「歯だけを見る」
のではなく
「お口の機能全体を見る」
という考え方が重視されています。
歯科医院で行われる
* 舌の力の測定
* 咀嚼能力の評価
* 飲み込み機能の確認
などもさらに重要になっていくでしょう。
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訪問歯科診療の重要性
通院できない高齢者は今後さらに増加すると予想されています。
そのため、
* 自宅
* 介護施設
* 病院
へ歯科医師や歯科衛生士が訪問して治療や口腔ケアを行う訪問歯科診療も重要になっています。
特に高齢者では、
お口の清掃状態が悪化すると誤嚥性肺炎のリスクが高まります。
訪問歯科は単なる歯の治療だけではなく、
命を守る医療として位置付けられています。
令和8年度改定でも訪問歯科への評価は引き続き重視されると考えられています。
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医科と歯科の連携が進む
近年は、
* 糖尿病
* がん治療
* 心疾患
* 脳血管疾患
などの治療において歯科の関与が重要視されています。
例えば糖尿病患者様の場合、
歯周病を改善することで血糖コントロールが良くなることがあります。
また手術前にお口の環境を整えることで術後感染を減らせることも知られています。
そのため今後は、
内科や病院と歯科医院が情報共有しながら治療を進める機会がさらに増えていくでしょう。
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デジタル化が進む歯科医療
歯科医療でもデジタル化が急速に進んでいます。
例えば、
* 口腔内スキャナー
* デジタルレントゲン
* CT撮影
* 電子カルテ
* オンライン資格確認
などです。
従来よりも、
* 精密な診断
* 安全な治療
* 待ち時間の短縮
が期待できます。
患者様が直接変化を感じる部分は少ないかもしれませんが、見えないところで医療の質は確実に向上しています。
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患者様が気になる「治療費」はどうなる?
診療報酬改定が行われると保険点数が見直されるため、一部の治療では窓口負担額が変わることがあります。
ただし患者様の負担が大きく増えることを目的とした改定ではありません。
むしろ国としては、
* 必要な医療を維持する
* 予防を推進する
* 高齢者を支える
という目的で制度設計を行っています。
そのため大切なのは、
「治療費が上がるのか下がるのか」
だけではなく、
「より良い医療を受けられる仕組みになるのか」
という視点です。
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患者様に知っておいていただきたいこと
今回の改定で最も大切なポイントは、
歯科医院は歯を治す場所から、お口の健康を守る場所へ進化している
ということです。
虫歯がなくても、
* 定期検診
* 歯周病チェック
* クリーニング
* 口腔機能管理
を受ける価値は年々高まっています。
特に人生100年時代と言われる現在、
自分の歯で食事を楽しみ続けることは健康寿命に直結します。
そのためにも、
「痛くなったら歯医者へ」
ではなく、
「健康なうちから歯医者へ」
という考え方が重要になっています。
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まとめ
令和8年度診療報酬改定では、
予防歯科、歯周病管理、口腔機能管理、訪問歯科、医科歯科連携、デジタル化などがさらに重視される方向性が示されています。
これは単に歯を治療するためではなく、
患者様が生涯にわたって
* しっかり噛める
* 美味しく食べられる
* 楽しく会話できる
生活を送るためです。
歯科医療は「治療の時代」から「予防と健康管理の時代」へ大きく変わっています。
これからも定期的なメインテナンスを続けながら、大切な歯とお口の健康を一緒に守っていきましょう。
※令和8年6月現在、令和8年度診療報酬改定は今後の中央社会保険医療協議会(中医協)での議論により詳細が決定されるため、本記事は現時点で示されている政策の方向性や過去の改定の流れを踏まえて解説しています。
【監修】院長 元島慧
○院長経歴
2012年 朝日大学歯学部卒業
2016年 大阪市内にて勤務
2020年 本町医院 竹村歯科院長就任
○参加セミナー
2016年 大阪SJCDエンドコース (根管治療)修了
2017年 明海・朝日臨床審美コース (審美治療)修了
2017年 i6 Implant Education 第一期 (インプラント)修了
2017年 大阪SJCDベーシックコース (総合治療)修了
2017年 山田國晶先生エンドベーシックコース (根管治療)修了
2017年 山田國晶先生主催CERIclub(総合治療)
2018年 大阪SJCDマイクロエンドコース (根管治療)修了
2018年 牛窪先生Bio Raceを極める!ベーシックコース(根管治療)修了
2018年 ADPR定位置埋入コース (インプラント)修了
2018年 ストローマンベーシックインプラントロジー1Dayコース (インプラント)修了
2018年 第6期GPOレギュラーコース (矯正治療)修了
2018年 大森塾7期 (総合治療)修了
2019年 大阪SJCDレギュラーコース (総合治療)修了
2019年 山田國晶先生エンドレベルアップコース (根管治療)修了
2021年 CREDセミナー (保存治療)修了
2022年 臨床歯科麻酔管理指導医取得
2022年 日本顎咬合学会認定医取得
所属学会
日本臨床歯科学会
日本顎咬合学会 認定医
日本顕微鏡歯科学会
臨床歯科麻酔管理指導医