歯ぎしり・食いしばりについて ― 頭痛・肩こり・体調不良につながることもあるお口のサイン ―|本町医院 竹村歯科|大阪本町の歯科クリニック

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本町医院 竹村歯科の医療コラム

歯ぎしり・食いしばりについて ― 頭痛・肩こり・体調不良につながることもあるお口のサイン ―|本町医院 竹村歯科|大阪本町の歯科クリニック

歯ぎしり・食いしばりについて ― 頭痛・肩こり・体調不良につながることもあるお口のサイン ―

こんにちは!

本町医院 竹村歯科です☆

さて皆さんは

「朝起きると顎がだるい」「肩こりや頭痛がなかなか治らない」「歯がすり減ってきた気がする」

こんな症状はないですか??

このような症状がある場合、歯ぎしりや食いしばりが関係している可能性があります。

歯ぎしりや食いしばりは、医学的には**ブラキシズム(Bruxism)**と呼ばれ、

多くの方が無意識のうちに行っています。

特に睡眠中は自分では気づきにくいため、長い間放置されてしまうケースも少なくありません。

しかし、歯ぎしりや食いしばりは歯だけでなく、顎や筋肉、

さらには全身の不調にも関係することがあります。

今回は、歯ぎしり・食いしばりの特徴や見つけ方、

そして歯科医院でできる対策について詳しく解説します。

歯ぎしり・食いしばりとは

歯ぎしりとは、上下の歯を強く擦り合わせる動きのことを指します。

一方、食いしばりは歯を強く噛みしめる状態です。

これらはどちらも歯や顎に強い力がかかる習慣であり、多くの場合は無意識のうちに起こります。

食事のときに歯にかかる力は体重程度と言われていますが、

歯ぎしりや食いしばりでは体重の2〜3倍以上の力がかかることもあります。

そのため歯や顎に大きな負担がかかり、さまざまな症状を引き起こす原因になります。

歯ぎしり・食いしばりからくる頭痛

歯ぎしりや食いしばりが続くと、顎の筋肉が常に緊張した状態になります。

特に影響を受けるのが、咬筋や側頭筋といった「噛む筋肉」です。

これらの筋肉が過度に緊張すると筋肉疲労が起こり、

歯ぎしりと食いしばりからくる頭痛が生じることがあります。

特徴としては次のような症状が見られます。

・こめかみの痛み

・頭の横側の痛み

・締め付けられるような頭痛

・朝起きたときの頭の重さ

このような頭痛は、筋肉の緊張が原因となる「筋緊張性頭痛」と呼ばれることもあります。

歯ぎしり・食いしばりは肩こりや体調不良にも関係する

歯ぎしりや食いしばりの影響は、頭痛だけではありません。

顎の筋肉は首や肩の筋肉とも密接に関係しているため、筋肉の緊張が続くことで

・肩こり

・首の痛み

・顎の疲れ

・顎関節症

・慢性的な疲労感

などの症状が起こることがあります。

また、睡眠中の歯ぎしりは睡眠の質を低下させることがあり、

結果として体調不良や倦怠感につながることもあると考えられています。

歯ぎしり・食いしばりで骨隆起ができることもある

歯ぎしりや食いしばりが長期間続くと、

口の中に**骨隆起(こつりゅうき)**という骨の膨らみができることがあります。

骨隆起とは、顎の骨が強い力に反応して盛り上がる現象です。代表的なものには次のようなものがあります。

・口蓋隆起(上顎の中央の膨らみ)

・下顎隆起(下顎の内側の膨らみ)

骨隆起そのものは病気ではありませんが、強い噛む力が長期間かかっているサインであることが多く、歯ぎしりや食いしばりのある方によく見られる特徴の一つです。

歯ぎしり・食いしばりの見つけ方

歯ぎしりや食いしばりは、自覚していない方が非常に多い習慣です。

では、どのように見つければよいのでしょうか。

次のようなサインがある場合は、歯ぎしりや食いしばりが疑われます。

朝の症状

・起きたときに顎がだるい

・歯が浮いた感じがする

・頭が重い

お口の中の変化

・歯がすり減っている

・歯の根元が欠けている

・歯にヒビが入る

・骨隆起がある

日中の習慣

・集中していると歯を噛みしめている

・パソコン作業中に歯を接触させている

歯科医院では、歯の摩耗状態や噛み合わせ、筋肉の張りなどを診ることで、歯ぎしりや食いしばりの有無を診断することができます。

歯ぎしり・食いしばり対策にはマウスピースとボトックス

歯ぎしりや食いしばりの対策として有効なのが

**マウスピース(ナイトガード)**と

ボトックス治療

です。

そして重要なのは、歯ぎしりや食いしばり対策にはマウスピースとボトックスの両方が必要になるケースがあるという点です。

マウスピースの役割

マウスピースは、睡眠中に装着することで歯同士が直接ぶつかるのを防ぎます。

これにより

・歯のすり減り

・歯の破折

・被せ物の破損

などを防ぐことができます。

特におすすめなのは、歯科医院で作るオーダーメイドのマウスピースです。

歯型を取って作製するため

・フィット感が良い

・噛み合わせを調整できる

・顎への負担を減らせる

といったメリットがあります。

そのため歯ぎしりや食いしばりがある方には、歯科医院でオーダーメイドのマウスピースを作ることをおすすめします。

ボトックス治療の役割

ボトックスは、咬筋などの筋肉の働きを弱める治療です。

咬筋にボトックスを注射することで

・食いしばりの力を弱める

・筋肉の緊張を緩和する

・頭痛や肩こりを軽減する

といった効果が期待できます。

つまり

マウスピースは歯を守る治療

ボトックスは筋肉の力を弱める治療

という役割があります。

そのため歯ぎしりや食いしばりが強い場合は、歯科医院でボトックス治療を受けることもおすすめします。

まとめ

歯ぎしりや食いしばりは、単なる癖ではなく

・頭痛

・肩こり

・顎関節症

・歯の破折

・骨隆起

など、さまざまな問題につながる可能性があります。

また、歯ぎしりや食いしばりが続くことで、肩こりや体調不良につながることもあります。

対策としては

・歯科医院で作るオーダーメイドのマウスピース

・咬筋ボトックス

などを組み合わせることで、歯や筋肉への負担を減らすことができます。

慢性的な頭痛や肩こりがある方、歯のすり減りが気になる方は、

歯ぎしりや食いしばりが原因かもしれません。

気になる症状がある場合は、ぜひ一度後相談ください。

早めに対策することで、お口の健康だけでなく全身の健康を守ることにもつながります。

 

【監修】院長 元島慧 

○院長経歴

2012年 朝日大学歯学部卒業
2016年 大阪市内にて勤務
2020年 本町医院 竹村歯科院長就任

○参加セミナー
2016年  大阪SJCDエンドコース (根管治療)修了
2017年  明海・朝日臨床審美コース (審美治療)修了 
2017年  i6 Implant Education 第一期 (インプラント)修了
2017年  大阪SJCDベーシックコース (総合治療)修了
2017年  山田國晶先生エンドベーシックコース (根管治療)修了
2017年  山田國晶先生主催CERIclub(総合治療)参加
2018年  大阪SJCDマイクロエンドコース (根管治療)修了
2018年  牛窪先生Bio Raceを極める!ベーシックコース(根管治療)修了
2018年  ADPR定位置埋入コース (インプラント)修了
2018年  ストローマンベーシックインプラントロジー1Dayコース (インプラント)修了
2018年  第6期GPOレギュラーコース (矯正治療)修了
2018年  大森塾7期 (総合治療)修了
2019年  大阪SJCDレギュラーコース (総合治療)修了
2019年  山田國晶先生エンドレベルアップコース (根管治療)修了
2021年  CREDセミナー (保存治療)修了
2022年  臨床歯科麻酔管理指導医取得
2022年  日本顎咬合学会認定医取得

所属学会
日本臨床歯科学会
日本顎咬合学会 認定医
日本顕微鏡歯科学会
臨床歯科麻酔管理指導医