歯周外科とは?―「できるだけ歯を残す」ための大切な治療―
- 2026年2月9日
- 歯周病治療
こんにちは♪
本町医院 竹村歯科です!
さてみなさん、
「歯周外科」と聞くと、
「手術って怖そう…」
「もう抜かないとダメなのでは?」
と不安になる方も多いと思います。
ですが、歯周外科は
歯を抜くための治療ではありません。
むしろ、歯をできるだけ長く残すための治療です。
この記事では、
• なぜ歯周外科が必要になるのか
• どんな治療をするのか
• 痛みやリスクはあるのか
• どんな人が対象になるのか
を、患者様目線でわかりやすく解説します。
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そもそも歯周病とは?
歯周病は、歯を支えている
歯ぐき(歯肉)
歯を支える骨(歯槽骨)
が、細菌によって少しずつ壊されていく病気です。
怖いポイントはここ👇
• 初期はほとんど痛みがない
• 気づいた時には骨がかなり減っていることが多い
• 最終的には歯が抜けてしまう
日本人が歯を失う原因の第1位が歯周病と言われています。
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なぜ普通の治療だけでは足りないことがあるの?
歯周病の基本治療は、
• 歯石除去
• クリーニング
• 正しい歯みがき指導
です。
しかし、歯周病が進行すると
**歯ぐきの奥深く(歯周ポケット)**に歯石や細菌が入り込み、
器具が届かない場所が出てきます。
その結果、
• 何度掃除しても腫れが引かない
• 出血が止まらない
• 歯周ポケットが深いまま
という状態になります。
👉 そこで必要になるのが 歯周外科治療 です。
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歯周外科とはどんな治療?
歯周外科とは、
歯ぐきを一時的に開いて、直接見ながら原因を取り除く治療です。
普段の治療では見えない
• 歯の根の奥
• 骨の形
• 深い位置の歯石
を、しっかり確認しながら治療します。
歯周外科の代表的な治療「フラップ手術」
もっとも一般的なのが フラップ手術 です。
治療の流れ
1. 局所麻酔をする
2. 歯ぐきをやさしく開く
3. 奥にこびりついた歯石・感染組織を除去
4. 歯ぐきを元に戻して縫合
この治療の最大のメリットは、
👉 「原因を取り残さないこと」
見えないままの治療と、
見ながら行う治療では、
精度がまったく違います。
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骨が減ってしまった場合は?
歯周病で骨が失われている場合、
状態によっては 歯周組織再生療法 を行うこともあります。
これは、
• 失われた骨
• 歯を支える組織
の回復を助ける治療です。
ただし大切なのは、
すべてのケースで骨が戻るわけではないという点。
骨の減り方や形によって、
• 効果が期待できる場合
• 難しい場合
がはっきり分かれます。
そのため、事前の診断と説明がとても重要になります。
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痛みはある?怖くない?
多くの方が一番気になるポイントですよね。
手術中
• 局所麻酔をしっかり行うため
👉 痛みはほとんどありません
手術後
• 2〜3日ほど腫れや違和感
• 軽い痛み
が出ることがありますが、
痛み止めでコントロール可能なケースがほとんどです。
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歯周外科のメリット
• 歯周病の進行を止められる
• 将来の抜歯リスクを下げられる
• 歯みがきしやすい環境になる
つまり、
**「今の歯を少しでも長く使うための治療」**です。
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デメリット・注意点
正直にお伝えします。
• 歯ぐきが下がることがある
• 一時的に知覚過敏が出ることがある
• 手術後のケアがとても重要
特に大切なのはここ👇
歯周外科は、手術だけで終わりではありません。
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成功のカギは「その後」にある
歯周外科の成功は、
• 術後のメンテナンス
• 定期検診
• 毎日のセルフケア
で大きく変わります。
どれか一つでも欠けると、
歯周病は再発してしまいます。
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歯周外科を受ける前に知っておいてほしい大切なこと
歯周外科を検討する際、多くの方が
「本当に今やる必要があるの?」
「もう少し様子を見ても大丈夫では?」
と迷われます。
しかし歯周病は、自然に治ることはなく、時間とともに確実に進行する病気です。症状が落ち着いているように見えても、歯ぐきの中では骨の吸収が静かに進んでいることも少なくありません。
歯周外科は、その進行を食い止め、**これ以上悪化させないための“タイミングが重要な治療”**です。早い段階で適切に介入することで、結果的に治療期間や将来の負担を減らせる可能性があります。「まだ大丈夫」ではなく、「今が最善かどうか」を一緒に考えることが、歯を守る第一歩になります。
まとめ:歯周外科は「最後の手段」ではありません
歯周外科は、
「もうダメだからやる治療」ではなく
**「歯を守るために必要な段階の治療」**です。
怖い、不安、という気持ちは当然ですが、
正しく理解すれば
将来の自分の歯を守るための前向きな選択になります。
少しでも不安や疑問があれば、
遠慮なく歯科医師やスタッフにご相談ください。
あなたの歯を、
1本でも多く、1日でも長く守るために。
ブログ
【監修】院長 元島慧
○院長経歴
2012年 朝日大学歯学部卒業
2016年 大阪市内にて勤務
2020年 本町医院 竹村歯科院長就任
○参加セミナー
2016年 大阪SJCDエンドコース (根管治療)修了
2017年 明海・朝日臨床審美コース (審美治療)修了
2017年 i6 Implant Education 第一期 (インプラント)修了
2017年 大阪SJCDベーシックコース (総合治療)修了
2017年 山田國晶先生エンドベーシックコース (根管治療)修了
2017年 山田國晶先生主催CERIclub(総合治療)参加
2018年 大阪SJCDマイクロエンドコース (根管治療)修了
2018年 牛窪先生Bio Raceを極める!ベーシックコース(根管治療)修了
2018年 ADPR定位置埋入コース (インプラント)修了
2018年 ストローマンベーシックインプラントロジー1Dayコース (インプラント)修了
2018年 第6期GPOレギュラーコース (矯正治療)修了
2018年 大森塾7期 (総合治療)修了
2019年 大阪SJCDレギュラーコース (総合治療)修了
2019年 山田國晶先生エンドレベルアップコース (根管治療)修了
2021年 CREDセミナー (保存治療)修了
2022年 臨床歯科麻酔管理指導医取得
2022年 日本顎咬合学会認定医取得
所属学会・スタディグループ
日本臨床歯科学会
日本顎咬合学会 認定医
日本顕微鏡歯科学会
臨床歯科麻酔管理指導医
大森塾
CERI Club
General endo
FDP