蜂窩織炎について
- 2025年2月20日
- 未分類
みなさん、こんにちは!
竹村歯科 本町医院です 🙂
最近、毎日のように雪が降ってますね。。。
もういいかなーって思ってます笑
暖かくなってほしい!
今回は、蜂窩織炎について説明させていただこうとおもいます。
よろしくお願いいたします。
1、原因
蜂窩織炎(ほうかしきえん)は、皮膚の深部にある組織、特に皮下組織に炎症が生じる病気です。
①細菌感染
蜂窩織炎の最も一般的な原因は、細菌感染です。特に、以下の細菌が関与することが多いです。
黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus)
この細菌は皮膚に常在していることが多く、傷や切り傷から侵入しやすいです。
連鎖球菌(Streptococcus)
これも皮膚に常在する細菌で、特に皮膚の表面に傷があると感染を引き起こすことがあります。
②皮膚の損傷
皮膚が傷つくことで、細菌が侵入しやすくなります。
切り傷や擦り傷
日常生活での小さな傷でも、感染のリスクを高めます。
虫刺され
虫に刺された部分が炎症を起こし、細菌が侵入することがあります。
手術や医療処置
手術後や注射後の傷口から感染が起こることがあります。
③免疫力の低下
免疫力が低下していると、感染症にかかりやすくなります。
慢性疾患
糖尿病や腎疾患、肝疾患などの慢性疾患を持つ人は、感染症にかかりやすいです。
高齢
年齢が高くなると免疫機能が低下するため、感染リスクが高まります。
2、症状
赤み
感染部位が赤くなります。
腫れ
感染した部分が腫れ上がることがあります。
痛み
感染部位に痛みや圧痛を感じることがあります。
熱感
感染部位が温かく感じることがあります。
発熱
全身的な症状として、発熱が見られることがあります。
膿の形成
重症の場合、膿がたまることがあります。
3、治療方法
①抗生物質の投与
蜂窩織炎の主な治療法は、感染を引き起こしている細菌に対する抗生物質の投与です。
通常、経口または静脈内で投与されます。医師は、感染の重症度や患者の状態に応じて適切な抗生物質を選択します。
②痛みや炎症の管理
必要に応じて、鎮痛剤や抗炎症薬が処方されることがあります。
③外科的処置
重度の蜂窩織炎や膿がたまっている場合、外科的に膿を排出する必要があることがあります。この処置は、感染の拡大を防ぐために重要です。
④休息と水分補給
患者は十分な休息を取り、水分をしっかりと補給することが推奨されます。
⑤定期的なフォローアップ
治療中は、症状の改善を確認するために定期的に医師の診察を受けることが重要です。
4、蜂窩織炎の恐ろしさ
①感染の拡大
蜂窩織炎は皮膚の深い層に感染が広がるため、周囲の組織や臓器に感染が広がることがあります。これにより、より重篤な状態になる可能性があります。
②敗血症
感染が血流に入ると、全身に広がり、敗血症を引き起こすことがあります。これは生命を脅かす状態であり、緊急の治療が必要です。
③慢性化
適切な治療が行われない場合、蜂窩織炎は慢性化し、再発を繰り返すことがあります。これにより、長期的な健康問題を引き起こす可能性があります。
④組織の壊死
重症の場合、感染した組織が壊死することがあり、手術による切除が必要になることがあります。
⑤後遺症
治療後も、感染した部位に後遺症が残ることがあります。例えば、皮膚の変色や瘢痕が残ることがあります。
5、歯科での蜂窩織炎
歯科で蜂窩織炎になる場合、未治療歯の放置もしくは、親知らずが原因になることが多いです。
歯根に膿が溜まり、それが全身に影響を及ぼします。
そして、歯科の蜂窩織炎で最も怖いのが、気道の圧迫です。
口腔と気道は近接しているためです。
症状がなく、急に重症化することも多々あります。
治療途中で放置している歯はありませんか?
虫歯を放置していませんか?
竹村歯科では、口腔外科のドクターも在籍しています。
緊急時にも迅速に対応できますので、困ったら竹村歯科にご連絡くださいね!
【監修】院長 元島慧
○院長経歴
2012年 朝日大学歯学部卒業
2016年 大阪市内にて勤務
2020年 本町医院 竹村歯科院長就任
○参加セミナー
2016年 大阪SJCDエンドコース (根管治療)修了
2017年 明海・朝日臨床審美コース (審美治療)修了
2017年 i6 Implant Education 第一期 (インプラント)修了
2017年 大阪SJCDベーシックコース (総合治療)修了
2017年 山田國晶先生エンドベーシックコース (根管治療)修了
2017年 山田國晶先生主催CERIclub(総合治療)参加
2018年 大阪SJCDマイクロエンドコース (根管治療)修了
2018年 牛窪先生Bio Raceを極める!ベーシックコース(根管治療)修了
2018年 ADPR定位置埋入コース (インプラント)修了
2018年 ストローマンベーシックインプラントロジー1Dayコース (インプラント)修了
2018年 第6期GPOレギュラーコース (矯正治療)修了
2018年 大森塾7期 (総合治療)修了
2019年 大阪SJCDレギュラーコース (総合治療)修了
2019年 山田國晶先生エンドレベルアップコース (根管治療)修了
2021年 CREDセミナー (保存治療)修了
2022年 臨床歯科麻酔管理指導医取得
2022年 日本顎咬合学会認定医取得
所属学会
日本臨床歯科学会
日本顎咬合学会 認定医
日本顕微鏡歯科学会
臨床歯科麻酔管理指導医