入れ歯ってコンパクトにできないの?
みなさん、こんにちは!
本町医院 竹村歯科です!
久々に曇りや雨が多いですね
また、いよいよ肌寒い季節になってきました。
感染症も流行ってますので、お身体お気をつけくださいね!
今回は、「入れ歯って違和感あるし気持ち悪い、小さく薄くできないの?」というご質問に、応えていきたいと思います。
よろしくおねがいします!
結論から、お話しますと、人によります!
入れ歯を小さく薄くできる方もいらっしゃいますし極力まで小さく薄くして少しでも違和感がないように治療したい気持ちもあります。
ただ、そうできない方もいらっしゃいます。
ここで、大切なことは、小さく薄くすることのメリットデメリットを知っておくことですよね 🙂
まずは、メリットからお伝えしますね!
1、違和感が軽減される
シンプルでわかりやすいですよね!
お口の中に髪の毛1本入ってもすぐ気づきますし気持ち悪いです。
それだけ、お口の中は神経が密集していて、デリケートな器官です。
悲しいことながら、メリットはこれぐらいしかありません 😥
次にデメリットをお伝えしますね!
1、入れ歯の耐久性が低下します
小さく薄くすればするだけ、破折するリスクが高まります。
入れ歯に対する負荷や衝撃に耐えきれなくなってしまいます。
噛む力が強い方は特に割れてしまいます。
2、残存歯への影響
部分入れ歯は、粘膜支持と歯牙支持になります。
粘膜支持は、入れ歯のピンク部分のところを利用して歯ぐきで支えます。
歯牙支持は、入れ歯の金具を利用して歯で支持します。
入れ歯を小さくすると当然、粘膜支持が少なくなってしまい、その分、残存歯に負担がかかります。
力がかかりすぎてしまうとお痛みが出たり次第に歯が揺れてきてしまいます 🙁
3、顎の骨が痩せてしまう
小さくして粘膜支持の範囲が狭くなると、小さい面積のところに力が集中してしまいます。すると、歯ぐきや顎の骨に負担がかかってしまい骨が吸収してしまいます。
たとえば、神輿を想像していただくとわかりやすいかもしれません。
支える人が少ないと力がすごいかかって、担いでる人が疲弊してしまいますよね 😐
4、吸着が悪くなってしまう
入れ歯は、ピンクの床の部分がピタッとくっついていれば落ちてきにくいです。面積が大きいほど吸着力も大きくなると言われています。
小さくなると、落ちてきやすくなってしまうんですね。
メリットデメリットをお伝えさせていただきました。
入れ歯を小さく薄くするとデメリットの方が多いんですよね。
患者様のお気持ちもわかるが故に、正直心苦しいところです。
何をお求めになるかにもよるのですが、場合によっては、インプラントやブリッジの方が快適な生活を送れる可能性が高くなります。
当院では、入れ歯もインプラントもブリッジも熟知した経験豊富なドクターがいます。
選択肢はいっぱいあります!
一緒に考えていきましょうね 🙂
【監修】院長 元島慧
院長経歴
2012年 朝日大学歯学部卒業
2016年 大阪市内にて勤務
2020年 本町医院 竹村歯科院長就任
参加セミナー
2016年 大阪SJCDエンドコース (根管治療)修了
2017年 明海・朝日臨床審美コース (審美治療)修了
2017年 i6 Implant Education 第一期 (インプラント)修了
2017年 大阪SJCDベーシックコース (総合治療)修了
2017年 山田國晶先生エンドベーシックコース (根管治療)修了
2017年 山田國晶先生主催CERIclub(総合治療)参加
2018年 大阪SJCDマイクロエンドコース (根管治療)修了
2018年 牛窪先生Bio Raceを極める!ベーシックコース(根管治療)修了
2018年 ADPR定位置埋入コース (インプラント)修了
2018年 ストローマンベーシックインプラントロジー1Dayコース (インプラント)修了
2018年 第6期GPOレギュラーコース (矯正治療)修了
2018年 大森塾7期 (総合治療)修了
2019年 大阪SJCDレギュラーコース (総合治療)修了
2019年 山田國晶先生エンドレベルアップコース (根管治療)修了
2021年 CREDセミナー (保存治療)修了
2022年 臨床歯科麻酔管理指導医取得
2022年 日本顎咬合学会認定医取得
所属学会
日本臨床歯科学会
日本顎咬合学会 認定医
日本顕微鏡歯科学会
臨床歯科麻酔管理指導医