こんにちは♪

竹村歯科本町医院です★

台風もすぎ日中はだいぶ暖かくなってきましたね。

さて、今回はホワイトニングとウォーキングブリーチについてお話します。

①ホワイトニングとは？

ホワイトニングとは、歯を漂白して明るく、
白くする美容的な治療のことを指します。
これは、歯のエナメル質や象牙質に蓄積された色素や汚れを取り除くことで実現します。
ホワイトニングは歯科医師の指導のもとで行うことが推奨されており、市販の製品や歯科医院で提供されるプロフェッショナルな方法があります。
また。ホワイトニングの前にはスケーリングやPMTCといった物理的な色素の除去も必要です。

②ホワイトニングの種類

1. オフィスホワイトニング
これは歯科医院で行われるプロフェッショナルなホワイトニングです。
高濃度の過酸化水素を使用し、短時間で効果を得られます。特殊な光やレーザーを併用することが多く、当院でも専用の機械により光を照射して行います。
通常、1回の施術で即効性があります。

2. ホームホワイトニング
　患者様が自宅で行う方法です。
歯科医院にて上下の型取りを行い、患者様それぞれにあった専用のトレーを作成し、低濃度の漂白剤を使用します。これは数週間かけて徐々に白くしていきます。オフィスホワイトニングと組み合わせて使用することも可能で、この組み合わせが1番白くなります★

3. 市販のホワイトニング製品
　ホワイトニング歯磨き粉、ホワイトニングストリップスなどを使用する方法です！1番手軽で取り組みやすいものになりますが効果は限定的で、持続性も短いです。

③ホワイトニングのメリットとデメリット

★メリット★
・即効性があり、短期間で歯が白くなる。
・自信を持って笑顔を見せることができるようになる。
・比較的安全で、適切に行えば歯に害を与えない。

★デメリット★
・一時的な知覚過敏が生じることがある。
・効果が永続的ではなく、定期的なメンテナンスが必要。
・ホワイトニング効果は個人差があり、すべての歯が同じように白くなるわけではない。

④ウォーキングブリーチとは？

ウォーキングブリーチは、歯の内部から行うホワイトニング法です。特に神経が除去された歯（失活歯）に対して使用されることが多く、従来のホワイトニング方法では効果が得られにくいケースに適用されます。神経をとった歯は変色してくることが多くその変色をもどすのに効果的です★

⑤ウォーキングブリーチの手順

1. 初診と診断
– 歯科医師が歯の状態を診断し、ウォーキングブリーチが適応かどうかを判断します。
– 歯の色を確認し、写真を撮って治療前の状態を記録します。

2. 内部清掃
– 失活歯の内部を清掃し、充填材を取り除きます。
– 歯の内側に漂白剤を充填します。

3. 仮封
– 漂白剤を内部に入れた状態で歯を仮封し、数日から1週間程度放置します。
– 必要に応じて数日置きに数回漂白剤を交換し、希望する白さになるまで繰り返します。

4. 最終充填
– 満足のいく結果が得られたら、漂白剤を取り除き、歯の内部を最終的に充填します。
– 通常の修復材料を使用して、歯の構造を再構築します。

⑥ウォーキングブリーチのメリットとデメリット

★メリット★
– 失活歯でも白さを取り戻すことができる。
– 歯の内部から漂白するため、均一な色調が得られやすい。
– 外部のホワイトニングでは効果が得られにくい場合に有効。

★デメリット★
– 複数回の来院が必要で、時間がかかる。
– 歯の構造が弱っている場合、漂白剤が歯に悪影響を及ぼす可能性がある。

⑦ホワイトニングとウォーキングブリーチの違い

1. 適応範囲
– ホワイトニングは主に神経のある健全な歯に適用され、エナメル質の表面を白くします。
– ウォーキングブリーチは神経のない失活歯に対して行われ、内部から漂白します。

2. 方法
– ホワイトニングは外部から薬剤を適用するのに対し、ウォーキングブリーチは歯の内部に薬剤を充填します。

3. 効果と持続性
– ホワイトニングは即効性があるが、持続性は数ヶ月から1年程度です。
– ウォーキングブリーチは効果が長持ちしやすいが、結果が出るまでに回数がかかる。

 

ホワイトニングとウォーキングブリーチは、目的と適応に応じて選択されるべき治療法です。一般的な歯の黄ばみにはホワイトニングが有効であり、失活歯の色素沈着にはウォーキングブリーチが適しています。どちらの方法も歯科医師の指導のもとで適切に行うことが重要であり、安全かつ効果的に美しい歯を手に入れるための手段です。治療を受ける際には、歯科医師と十分に相談し、最適な方法を選択することが推奨されます。

一般的なホワイトニングはもちろん
神経をとってしまった歯で黄色くてお悩みの方
もいつでもお気軽にご相談ください☆

院長経歴

【監修】　院長　元島慧

院長経歴
2012年　歯学部卒業
2016年　大阪市内にて勤務
2020年　竹村歯科　本町医院院長就任
参加セミナー
2016年　　大阪SJCDエンドコース　（根管治療）修了
2017年　　明海・朝日臨床審美コース　（審美治療）修了　
2017年　　i6 Implant Education 第一期　（インプラント）修了
2017年　　大阪SJCDベーシックコース　（総合治療）修了
2017年　　山田國晶先生エンドベーシックコース　（根管治療）修了
2017年　　山田國晶先生主催CERIclub（総合治療）参加
2018年　　大阪SJCDマイクロエンドコース　（根管治療）修了
2018年　　牛窪先生Bio Raceを極める！ベーシックコース（根管治療）修了
2018年　　ADPR定位置埋入コース　（インプラント）修了
2018年　　ストローマンベーシックインプラントロジー1Dayコース　（インプラント）修了
2018年　　第6期GPOレギュラーコース （矯正治療）修了
2018年　　大森塾7期 （総合治療）修了
2019年　　大阪SJCDレギュラーコース　（総合治療）修了
2019年　　山田國晶先生エンドレベルアップコース （根管治療）修了
2021年　　CREDセミナー　（保存治療）修了
2022年　　臨床歯科麻酔管理指導医取得

所属学会
日本臨床歯科学会
日本顎咬合学会　認定医
日本顕微鏡歯科学会
臨床歯科麻酔管理指導医