摂食嚥下 その33|本町医院 竹村歯科|大阪本町の歯科クリニック

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本町医院 竹村歯科の医療コラム

摂食嚥下 その33|本町医院 竹村歯科|大阪本町の歯科クリニック

摂食嚥下 その33

皆さん、こんにちは。

本町医院 竹村歯科です。

 

認知症の症状が進行し、食事の拒否がみられる理由として、

 

①食べ物がわからない

認知症の症状のひとつである失認が原因で食べ物を正しく認識できていない場合があります。
失認によって食べ物だと理解できず、食べられるものかどうか判断もできないため、食事を拒否している可能性があります。
食べ物であることを認識してもらうためには、声をかけることが大切です。

 

②食べ方が分からない

認知症の症状のひとつ失行が原因で食べ方がわからなくなっている可能性があります。
特定のものだけを食べない、食べようとしているのに箸が進まず戸惑っているなどの様子が見られる場合は、失行の疑いがあります。
こうした症状が見られる場合は、本人から見えるところに座って一緒に食事をしてあげます。

③嚥下機能の低下

高齢になると嚥下機能が低下し、食べ物を飲み込みにくくなります。
口に入れてもうまく嚥下できずにむせて咳き込んだり、吐き出したりすることがあります。
このようなことが続くと、食事の時間が楽しくなくなり食欲が低下、食事拒否につながります。
無理して飲み込むと気管に入り、窒息や誤嚥性肺炎を引き起こす恐れもあるため注意が必要です。
嚥下機能が低下している高齢者には、具材を細かくカットしたり、食べ物の固さを変えるなど調理方法を工夫し、食べやすさと飲み込みやすさを意識した食事を用意するようにします。

 

 

認知症が認められる際、口腔ケアでの注意点は、

 

①キーパーソンの把握

認知症患者に疾患や治療方針の説明を行い納得されても、すぐに忘れてしまうことが多いため、口腔ケア方針の決定などを行う場合には、認知症患者が最も信頼しているキーパーソンと一緒に受診してもらうとよいです。

 

②口腔ケアの時間

長時間の治療や口腔ケアは集中力がなくなる場合があるため、必要な処置を短時間で行うことが望ましいです。
また、周辺行動が著明にみられる場合、口腔内の状況と口腔ケアの必要性を比較し、介入のタイミングを図る時もあります。

 

③動作を見せながらの説明

ブラッシングを行う動作を見せて、丁寧に説明することで、何をやるか理解でき受け入れが可能となる場合があります。
一つの動作が終了した後や道具を替えるとき等度々、しっかりと目で見せて必要があれば実際に器具に手で触れさせることで危険ではないことを認識させます。

 

④義歯の管理

高齢者は義歯を使用していることが多いです。
家族も認知症に気をとられて義歯の管理が疎かになっているケースがあります。
どこまでセルフケアができるか把握することが大切です。

良い週末を。

 

 

 

 

 

 

 

 

【監修】院長 元島慧 

○院長経歴

2012年 朝日大学歯学部卒業
2016年 大阪市内にて勤務
2020年 本町医院 竹村歯科院長就任

○参加セミナー
2016年  大阪SJCDエンドコース (根管治療)修了
2017年  明海・朝日臨床審美コース (審美治療)修了 
2017年  i6 Implant Education 第一期 (インプラント)修了
2017年  大阪SJCDベーシックコース (総合治療)修了
2017年  山田國晶先生エンドベーシックコース (根管治療)修了
2017年  山田國晶先生主催CERIclub(総合治療)参加
2018年  大阪SJCDマイクロエンドコース (根管治療)修了
2018年  牛窪先生Bio Raceを極める!ベーシックコース(根管治療)修了
2018年  ADPR定位置埋入コース (インプラント)修了
2018年  ストローマンベーシックインプラントロジー1Dayコース (インプラント)修了
2018年  第6期GPOレギュラーコース (矯正治療)修了
2018年  大森塾7期 (総合治療)修了
2019年  大阪SJCDレギュラーコース (総合治療)修了
2019年  山田國晶先生エンドレベルアップコース (根管治療)修了
2021年  CREDセミナー (保存治療)修了
2022年  臨床歯科麻酔管理指導医取得
2022年  日本顎咬合学会認定医取得

所属学会
日本臨床歯科学会
日本顎咬合学会 認定医
日本顕微鏡歯科学会
臨床歯科麻酔管理指導医