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唾液について
こんにちは!
竹村歯科本町医院です。
皆さんは唾液がどんな役割をしているかご存じですか?
今日は唾液の役割についてご紹介します!
まず唾液とは、口内にある唾液腺から分泌される液体です。 唾液は1日におよそ1〜1.5L分泌され、特に食べ物を食べるときに盛んに分泌されます。
唾液は、男性のほうが女性より分泌量が多く、これは体格の違いにより分泌腺の大きさも違うためです。
唾液の役割はたくさんあり、いくつか紹介します!
1つ目は、消化を助けてくれます。
食べ物を溶かし、分解しやすくする働きがあります。唾液でお米やパンなどのものを胃腸の負担を軽くしてくれます。しかし、あまり噛まずに食事をした場合唾液がしっかりと分泌されず、唾液によるデンプンの分解が進まず、胃でデンプンを消化しなければなりません。そうすると、胃の負担が多筋合ってしまい、栄養素の吸収にも時間がかかってしまいます。
2つ目は、お口の中を保護してくれます。
口の中は、舌や頬の柔らかい組織と歯のように固い組織があります。歯は骨より硬いと言われています。話していたり、食事をしていると、軟らかい組織に硬い組織が当たります。
唾液は、硬い歯から柔らかい組織を保護する役割をもっています。また、お口の中を粘膜を保護することで発声がしやすくもなります。
3つ目は、細菌やウイルスを殺菌してくれます。
唾液には、殺菌作用があります。殺菌作用のおかげでお口の中にウイルスが入りにくくなっています。
4つ目は、洗浄です。
食べたものは食べかすとなってお口の中に残ってしまいます。食べかすをそのままにしておくと、虫歯の栄養源となってしまします。そうなると、虫歯や歯周病、口臭の原因になってしまします。唾液にはお口の中を洗浄してくれる役割があるので、これらの食べかすなどを食道に流して、お口の中を清潔に保ってくれます。
5つ目は、虫歯の予防をしてくれます。
食べかすなどが残ったままだと、お口の中の細菌によって酸がつくられてしまいます。この酸によって、歯の表面が溶かされてしまいます。このことを脱灰と言います。脱灰が進むと歯に穴があいてしまい虫歯になってしまいます。唾液はこの脱灰をを守り、虫歯を予防してくれます。
このように唾液は私たちのお口の中をしっかりと守ってくれています。
しかし、唾液は加齢や女性ホルモンの低下、生活習慣の乱れ、ストレスなどで、分泌量が減ってしまいます。
唾液の分泌量が減ってしまうと、虫歯や歯周病のリスクが高まってしまいます。また、発音がしにくくなったり口臭の原因にもなります。
唾液の量を増やすためには、唾液腺のマッサージも効果があります。
唾液は、大唾液腺と小唾液腺と呼ばれる場所から分泌されます。そのうちの大唾液腺を優しくマッサージしてみてください。就寝前や食事の前などに行う事で、効果を感じられると思います。
また良く噛んで食事をするこや、こまめに水分補給をしてお口の中の潤いを保つことで、唾液の分泌量を増やすことができます。
是非気になる方は試してみて下さいね!!
院長経歴
2012年 朝日大学歯学部卒業
2016年 大阪市内にて勤務
2020年 竹村歯科 本町医院院長就任
参加セミナー
2016年 大阪SJCDエンドコース 修了
2017年 明海・朝日臨床審美コース 修了
2017年 i6 Implant Education 第一期 修了
2017年 大阪SJCDベーシックコース 修了
2017年 山田國晶先生エンドベーシックコース 修了
2017年 山田國晶先生主催CERIclub参加
2018年 大阪SJCDマイクロエンドコース 修了
2018年 牛窪先生Bio Raceを極める!ベーシックコース
2018年 ADPR定位置埋入コース 修了
2018年 ストローマンベーシックインプラントロジー1Dayコース 修了
2018年 第6期GPOレギュラーコース 修了
2018年 大森塾7期 修了
2019年 大阪SJCDレギュラーコース 修了
2019年 山田國晶先生エンドレベルアップコース 修了
2021年 CREDセミナー 修了
2022年 臨床歯科麻酔管理指導医取得
所属学会
日本臨床歯科学会
日本顎咬合学会 認定医
日本顕微鏡歯科学会
臨床歯科麻酔管理指導医